根津嘉一郎翁銅像

根津嘉一郎翁の銅像は、公園の南端にあります。大理石造り12.54メートルの台座の上で、高さ5.4メートルの雄姿が、故郷山梨市を見おろしています。
根津嘉一郎翁は、山梨市正徳寺出身。鉄道、ビール、生命保険など200余りにおよぶ会社を創設・経営し、「鉄道王」と尊称される経済界の重鎮でした。根津橋の架橋、山梨小学校の建設、県下の小学校へピアノ等寄贈など、郷土開発、文化の向上に数々の足跡を残しました。
昭和7年3月に建設された像は、第2次世界大戦中に軍の指令によりすべて拠出され、一時期は台座のみでしたが、昭和35年11月、「故根津嘉一郎翁銅像再建委員会」が現在のものを再建し、山梨市に寄贈されました。1988年の文化勲章受章者圓鍔勝三氏の鋳造によるものです。
根津翁は、平成11年1月18日、山梨市名誉市民となりました。

根津嘉一郎翁銅像


雁行堤(がんこうてい)

「雁行堤」(がんこうてい)は、天正11年(1583年)に起こった笛吹川の大洪水の後に築かれた堤防で、空を飛ぶ雁の列のように並べて築かれています。これは、昔から伝わる「甲州流」という洪水を防ぐ方法で、武田信玄公の考えを基にしたものといわれています。 武田信玄公の戦陣の法に「雁行の陣を立て、一陣が破れても、二陣の備えがあり、二陣が破れても、三陣四陣と敵にあたることができる」とあり、飛び行く雁の列のように堤防を築くことにより、川の流れを弱め、流れを変えるというものです。この雁行堤は、高さ1丈8尺(約5.45メートル)、長さ18間(約32.58メートル)で、大きな石をたくさん積み重ねてできています。 現在ではほとんど砂に埋まっていますが、公園内にあるものは、ほぼ完全な姿を残す貴重な資料です。

雁行堤(がんこうてい)